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リノリウムの魅力

「リノリウム」とは天然素材を主原料とした床仕上げ材の一種です。
亜麻仁油を酸化させたものに木粉・コルク粉・松油・顔料などを混ぜ、麻布などの下地に塗り固めてシート状にした建材のことを言います。
19世紀後半にヨーロッパで生まれた長い歴史を持つ床材です。
今回はそんなリノリウムの魅力についてお伝えしていきます。

リノリウムは自然素材からできた弾力のある表面と、シート状で施工される点が特徴です。
見た目は塩化ビニルシート(クッションフロアや長尺シート)と似ていますが、化学樹脂ではなく天然由来素材で作られている点が塩化ビニルシートとの大きな違いです。

リノリウムの用途

リノリウムは床仕上げ材として使われるのが基本です。
その中でもどこのスペースにどのように使われているのか以下で挙げていきます。

キッチン

水や汚れが発生しやすい場所に対して清掃がしやすいリノリウムは最適であるため、フローリング以外の選択肢として採用されます。

洗面脱衣室・トイレ

湿気があり、清掃頻度が高い場所にリノリウムは向いています。

子供部屋・個室

足触りが柔らかく、シート状なので継ぎ目がない仕上がりになります。そのため子供が足を引っかけて転倒したり、とげが刺さる心配がありません。

書斎・ワークスペース

落ち着いた色合いが多く、静かな空間づくりに使われることも多いです。

家具のアクセントとして

リノリウムは床材としての使用がメインですが、最近は家具やインテリアパーツへの使用も広がっています。

リノリウムは住宅だけではなく施設など人の出入りが多い場所の床材として幅広く使われています。

学校・保育園・幼稚園

抗菌・防カビ性があり掃除もしやすいため教室、廊下、図工室などで使われています。

病院・福祉施設

同じく抗菌・防カビ性の観点から医療施設の診察室、病室、処置室、廊下などで多く使われます。

オフィス・店舗・ギャラリー

落ち着いた印象を出したい際の床仕上げ材として使われます。

このように土足・素足どちらにも対応しているのがリノリウムの特徴です。
またデザイン性よりも「空間の質感・機能性」を重視する場所で採用されやすいことがわかります。

家づくりにリノリウムを使用するメリットをさらに深掘りしてみていきます。

天然素材ならではの安心感

主原料が亜麻仁油や木紛などの自然素材のため、素材感がやさしく空間に馴染みやすい床材です。住宅では「素材にこだわりたい人」に選ばれやすい理由のひとつです。

足触りが柔らかく
疲れにくい

適度な弾力があり、長時間立っていても足腰に負担がかかりにくいのが特徴です。キッチンや作業スペース、施設の廊下などで評価されています。

表面が強く
傷が目立ちにくい

表面まで同じ素材で構成されているため、多少の傷や摩耗が目立ちにくい構造です。使い込むほどに風合いが出る点も他の床材にはない魅力です。

継ぎ目が少なく
すっきりした仕上がり

シート上で施工するため目地が少なく、空間が綺麗に見えるのが特長です。清潔感を求められる施設で多く使われてきた理由でもあります。

静音性が高い

クッション性があるため、足音や物音が響きにくいです。集合住宅や静かな空間づくりにも向いています。

落ち着いたデザイン

派手さはありませんがマットで上品な色合いが多く、木・左官・塗装など自然素材系の内装と相性が良い床材です。

リノリウムは正しく扱えば心地よさが長く続く床材ですが、扱い方を誤ったり注意する点をご存じでないと傷みや劣化に繋がってしまいます。なのでここでは注意点と対処法をお伝えいたします。
まず1つ目に水分や湿気に弱い点です。リノリウムは水に強そうに見えますが長時間水が残ると傷みの原因になることがあります。防ぐためには洗面・キッチンでは水がたまりにくい納まりにする、日常的に水をこぼしたら早めに拭き取ることが大切です。
2つ目にアルカリ性洗剤が使えないという点です。強いアルカリ性洗剤を使うと表面が白化・劣化する恐れがあります。普段は掃除機+水ぶきで十分ですが汚れが気になる時は中性洗剤を薄めて使用することをおすすめします。
3つ目に重い家具で凹みやすいという点です。この対処法としては家具の脚にフェルトや保護材を付けたり、キャスター付き家具にはマットを敷くことが必要です。

リノリウムは自然素材ならではのやさしい質感と足触りの良さが魅力の床材です。
日々の暮らしでは少しだけ扱い方に気を配る必要がありますが、その分、空間に落ち着きと心地よさをもたらしてくれます。
素材感を大切にしたい住まいづくりをお考えの方には、ぜひ採用を検討してみてはいかがでしょうか?

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