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柿渋の魅力

「柿渋」とは、まだ青いうちに収穫した渋柿を圧搾して得られる汁を発酵成熟させた、日本の伝統的な天然素材です。
日本の伝統建築では、天然由来の木材保護剤として古くから重宝されてきました。
化学塗料がなかった江戸時代から生活に密着した「天然の万能素材」として親しまれてきました。
今回はそんな日本家屋に欠かせない柿渋の魅力についてお伝えしていきます。

柿渋は、天然成分だけで木材等を保護できるのが最大の特徴であり魅力です。
さらに柿渋に含まれる高分子タンニンは、ホルムアルデヒドを吸着し発生を抑制する効果があり、室内環境を健やかに保つという特徴もあります。
色の美しさはもちろん、木の呼吸を妨げない上、化学物質を除去し建物の耐久性・防水性・防腐性を高めるなど様々な効果があるのは柿渋塗料ならではです。

柿渋の用途

柿渋は主に以下のような用途で使用されます。

外壁

特に「杉板外壁×柿渋」は昔からの鉄板の組み合わせです。
自然に馴染む飴色の経年変化は和風外観と相性抜群です。

軒裏・破風・鼻隠しなど外部木部

雨の直接被害は少ないものの湿気にさらされる部分には防腐・防カビとして柿渋が非常に効果的です。
他の外部塗料よりも落ち着いた印象に仕上がります。

天井・柱・梁など屋内の仕上げ材

木目を美しく強調したりと着色や質感の付与を目的に使用されます。
また化学臭が苦手な方には、天然素材の塗料として選ばれています。
色付けの用途で仕上げ材に使用されることも多いです。

縁側・ウッドデッキ

屋内と屋外の中間的なスペースにも使用可能です。
ただし、雨に常に当たるようなデッキでは耐久性がやや不足するため雨のかかりにくい半屋外環境がベストです。

畳の床材や押入内部の防カビ

通気性が悪く湿気の溜まりやすい場所では柿渋の防カビ効果が重宝されます。
天然素材なので閉じた空間でも比較的安心して使えるのがポイントです。

家づくりに柿渋を使用するメリットをさらに深掘りしてみていきます。

木材に対する防腐・防カビ

柿渋の主成分であるタンニンには強い抗菌作用があります。
これにより、木材の腐敗の進行を抑える・カビの発生を抑制といった効果が期待できます。
湿気の多い日本の気候に特に相性が良く、長持ちする伝統建築の家が多いのは柿渋の力が大きいと言われています。

天然素材で安心

現代塗料には化学成分が多く使われますが、柿渋は「渋柿+発酵」で生まれるほぼ完全な自然成分です。
小さなお子様のいるご家庭や化学物質が苦手な方にとって非常に安心して使える塗料です。

防虫効果

完全なシロアリ駆除剤ほどの強さはありませんが、柿渋には虫が嫌う成分が含まれておりシロアリ・木食い虫の忌避効果が期待できます。

撥水性・防水性

柿渋を塗ることで木材表面が引き締まり雨水を弾きやすくします。そのため軒裏や縁側などの木部保護に効果があります。

木材の耐久性が向上

柿渋は木の繊維を硬くさせる性質を持っています。
そのため摩擦に強くなったり、反りや割れが起きにくくなる等自然素材としては珍しいほど耐久面で優秀です。

経年変化の美しさ

柿渋の最大の魅力の1つが「色の変化」です。
塗りたては薄い茶色、1.2年経つと深い飴色に変化していきます。
自然の色が徐々に育つため時間が経つほど家が美しくなるという人工塗料にはない魅力があります。

メンテナンスがしやすい

柿渋は再塗装が簡単です。
表面の軽く掃除して上から塗るだけで再生できます。
化学塗料のように剥離剤が必要ないため自然素材としてはメンテナンス性が高くDIYでも扱いやすいです。

コスト面

長期的にみるとコストが安く済むこともあります。
市販の高機能塗料と比べ柿渋は材料自体の価格が控えめです。
加えて、前述した木材が長持ちする・再塗装が簡単・剥離作業が不要・さらに自分で塗れるといった点から長期的に運用コストを抑えられることに繋がります。

柿渋は優れた天然素材ですが扱い方に少しクセがあり、特性を理解して使わないと「イメージと違う…」となることがあります。以下で失敗しやすいポイントや施工時の注意点をお伝えします。
1つ目は独特の強いにおいに注意する事。塗布した直後はかなり匂うため、数日~1週間は換気が必須になります。匂いが原因で室内に使えないと思われるかもしれませんが乾燥後は問題ありません。また、柿渋は速乾タイプではないので乾燥までに時間がかかることも覚えておきましょう。
2つ目に完全な防水性能は期待しすぎない事。柿渋は撥水性は高いですが、ウレタン・シリコンのような完全防水塗料ではありません。必要に応じて亜麻仁油や自然系オイルフィニッシュで仕上げると耐久性がアップします。
3つ目に様々な条件により色が変わる事。柿渋は紫外線・酸素に反応して色が濃くなる性質があります。また、木材によって仕上がりも全く異なります。施工時の気温・湿度によっても発色が変わります。施工前に試し塗りをしたり、均一な色を求める場所には避けたりと特徴に応じた対処が必要です。
4つ目に金属に触れると色が変わることがある事。柿渋に含まれるタンニンは金属と反応しやすいため、鉄製容器で混ぜない、刷毛とバケツはプラスチック製をなるべく使用することが大切です。

柿渋には自然素材・防腐・防水・美しい経年変化という多くのメリットがありますが扱いにはちょっとしたポイントが必要です。
これらを理解して施工すれば家が年々美しく育っていく非常な魅力的な素材です。
是非柿渋を使用した施工を考えてみてはいかがでしょうか?

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